ここ近年の成人式が変わってきた。
昔ながらの伝統的な着物のデザインからモダンなデザインへ
モダンなデザインからヘアスタイルがキャバ嬢のようなもりもりのセットへ
モリモリのセットから花魁のように着付けをしだす人
モリモリのヘアスタイルから着物の長襦袢の襟が白からカラフルに
着物はさまざまな変容を経てきた
それを私は受け入れることがなかなかできなかった。
例えば2020年の成人式
頭には黒いネットを被り、手袋はレースの黒手袋
とても衝撃的でした。帯揚げが水玉で普通に着付けをしてしまうと
どうも着物に締まりがなく見えるので普通ではしないが
あえて帯揚げを広めにして黒を多く見せた。
昔の着付師さんや美容師さんが見たらそんな着付け方はあり得ないと
言われるかもしれないがこの着物が一番綺麗に見えるようにあえてルールを壊した
まさしく破壊的イノベーションである。
そして2021年の成人式
もはや振袖ではなくなっている
ふりが短かく鍵網レースのような素材で長襦袢すらなく肌着は
帯はコルセットのような短い幅広の布を巻いているだけ
帯留めはファーがついたベルトでバックルで止める
今年はもう驚かなくなっている自分はまさに
破壊的思考力=破壊は想像力を理解している事を再確認できた
時代はもの凄い速さで動いている
決定するテーマの大きさはどんどん大きく過激になるが
考える時間はどんどん短くなっている
追いついていけないと全てが受け入れられなくなる
そしてアンチ的な感情が生まれ全てを否定するようになる
しかしどうでしょう?日本は着物が普段着だった時代から
今は洋服が普段着の時代になってます
着物を着ている人の方が何か特別感を感じます
洋服ですら時代とともにデザイン変わって着ているのに
なぜ着物は変わってはいけないのでしょう?
一時期 成人式で着物を着るのが嫌だという人達もいました
しかしこの着物のデザインの変化で成人式のイベントを楽しんでる人達が増えたのも事実です。
2021年 成人式が中止になったのにも関わらずキャンセルしたお客様は
どなたもいませんでした。
そもそもこれから成人式の形が変わるのではないかと思います
そんな新時代のビジネスの世界で自分の知識や先入観が邪魔をしてしまってる人が
まだ大勢いると思います。変えなくて良い大事な物はそのままに
しかし変化をしないと進めないものもあります。
前にも出てきた破壊的イノベーション
この破壊は🔴Disruptive(急激に流れを変える)であり❌Destructive(粉々に破壊する)ではありません
破壊からはクリエーションが生まれます
嬉しそうに素敵な笑顔でお店を後にする成人式の皆様の笑顔が何よりもその証だと思えた
2021年の成人式でした
おまけ 叔母様のきたお着物で昔ながらの古風なヘアスタイルの方もいらっしゃいました
楽しみ方は人それぞれ。変えなくても良いものはそのままに!